Sternhimmel

裏声Pがシンデレラガールズのアイドル(主に岡崎泰葉)について考えたり雑な感想を言ったりするブログです。Twitter:@usagoe716

岡崎泰葉メロンパン現象

※この記事は半分不真面目・半分真面目です。ご理解の上、どうぞ。

※(一応)真面目な考察は2つめの見出し「どうして岡崎泰葉はメロンパンにそこまで喜んだのか?」から始まります。そこまで飛ばして頂いても特に問題はありません。

 

 「メロンパンを見ると岡崎泰葉を連想する」という人間がまことしやかに増えている、らしいです。

★岡崎泰葉メロンパンムーヴメントの個人的解説

 この「メロンパン」と「岡崎泰葉」の関係は、何も突拍子なく突然あらわれたものではありません。もともとは、2016年のホワイトデーのお返しセリフ2種のうち反応が良かった「洋菓子」の選択肢によるものがきっかけです。

「外はサクッ、中はふんわり…はぁ~、このメロンパンすごく美味しいです。○○さん、私のために…?ありがとうございます…!」

 登場時は「今更私が○○プロデューサーに教えてもらうことなんて…?」とまで言っていた岡崎泰葉が、こんなにも気を許しているというところがまず第一に感じられ、ホワイトデーフラッシュ解禁時には多くのPが喜んでいたと思われます。

 しかし冷静に捉えてみると、「外はサクッ、中はふんわり」という突然の食レポ(彼女のプロ意識の賜物かもしれません)に加え、「はぁ~」という彼女らしからぬ気の抜けた溜め息という、いわゆる「ツッコミどころ」を認識せざるを得なくなりました。

 でしたが、その当日は[T.Bチアーズ]岡崎泰葉が登場中のトークバトルショーが開催されているまっただ中であり、またこの[T.Bチアーズ]は岡崎泰葉にとって重要なターニングポイントであったため(端的に説明すると、過去の自分から脱却するためにアイドルになった彼女が「過去の私も今の私も全部ひっくるめてアイドル岡崎泰葉だ」という気づきを得られた、という重要なカードです)、そちらに話題が流れがちでした。

 そうしてメロンパンはあまり話題に乗らなくなった。

 はずでした。

 何故か問題のホワイトデーから1か月経った4月半ばになって、突然「メロンパンと岡崎泰葉」関連ツイートを多く生み出すようになった一人のユーザーがいました。最初は一人だった「メロンパンと岡崎泰葉」が、一粒の水滴が波紋となって広がるように、岡崎泰葉を知る人の中で拡散されてゆきます。「メロンパンと岡崎泰葉」関連の絵を描かれる人や、コラを作る人が生まれました。

 いままで岡崎泰葉Pには「東急ハンズの舞踏会で泰葉が木材を紹介してたから木材を買った」「サインにりんごが入ってたからりんごジュースを飲んだ」「公式アンソロジーでレモンティーを泰葉が紹介してたからレモンティーを買った」など、泰葉に関連するアイテムを手に入れてはTLで紹介する、という流れが一部にありました。

 この流れはメロンパンにも適用されるようになり、一部の岡崎泰葉Pがメロンパンを購入してはその写真をツイッターに掲載する、という活動をするようになります。メロンパンを100円程度で購入して岡崎泰葉の名前とともに掲載するだけでも、タイムラインでその名前を認識させ、「どうやら岡崎泰葉と言うアイドルはメロンパンと関連があるらしい」と紐付けることは可能です。このときは総選挙期間中でしたから、気軽なプロデュース活動の一貫とも言える動きでした。

 総選挙期間中は多くのアイドルのダイレクトマーケティングがRT・ふぁぼされますが、そこで「メロンパンと岡崎泰葉」関連ツイートも同じように拡散されていったのでしょう。これにより岡崎泰葉=メロンパンという認識が泰葉P内だけではないコミュニティへと投じられることになった、というのが私個人の「岡崎泰葉メロンパンムーヴメント」であります。

 ですが、これは単に「メロンパンと泰葉面白いw」で終わらせるのはもったいないと思うのです。ここからは岡崎泰葉の人格に迫った話になります。

★どうして岡崎泰葉はメロンパンにそこまで喜んだのか?

 岡崎泰葉は子役/モデルからアイドルに転職した人物です。ぷちデレラのセリフから、「脇役のオーディションを受けると驚かれる」こともわかっており、また2015年の誕生日セリフに「昔は、誕生日もお仕事で…自分の誕生日なんて忘れていたくらい…」とあるので、かなり有名で忙しい毎日を過ごしていたということは読み取れます。

 ということから推測するに、岡崎泰葉は幼少から共演者からの差し入れやお土産などを貰う機会が多くあったのではないかと思います。けれどそのどれもが、岡崎泰葉自身に渡されたものではありません。これは過剰な解釈になってしまうかもしれませんが、渡されたのは「人気で真面目な子役の岡崎泰葉ちゃん」に「今までどおり仕事を頑張ってもらうため」のものだったのではないでしょうか。

 さらに、アイドルプロデュースチョコレートフォーユー!内で、バレンタインについて「昔は関係者に配ってました。お付き合いが大事だとも言われていたので…」というセリフがあります。この言い方から、岡崎泰葉自身の「チョコをあげたい」という意志ではなく、バレンタインやホワイトデーの贈り物は仕事を円滑にすすめるための道具とでも言うべきものだったのでしょう。

 ここで、件のホワイトデーセリフをもう一度見てみましょう。

外はサクッ、中はふんわり…はぁ~、このメロンパンすごく美味しいです。○○さん、私のために…?ありがとうございます…!

 「私のために…?」という部分に注目したいと思います。普通、プレゼントは贈る人のことを考え、その人のために購入し、渡すものです。しかしその「普通」すら、岡崎泰葉にとっては「驚き」の理由になっていました。自分をアイドルとしてここまで引き上げてくれたプロデューサーが、自分の喜ぶものを考えて、メロンパンという結論を出し、適当にコンビニなどで済ませたわけでもなく、「外はサクッ、中はふんわり」の美味しいものを探して渡してくれた。その事実に、岡崎泰葉は「はぁ~」という喜びと気の抜けた声をあげてしまったのだと、感じざるを得ないのです。

 

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 「メロンパンと岡崎泰葉」というワードは、思いがけないかたちで広まり、「岡崎泰葉」というアイドルを知ってもらう入り口のひとつとして大きな役割を果たしたと思います。けれど単純に「面白いしノリやすい」というだけでなく、岡崎泰葉というアイドルを考える上でも大きな意味があったということを、是非知っていただけたらと思いながら、筆を置かせていただきます。

 

裏声P